こんにちは、野の花動物病院の谷です。
今回は、『歯の生え変わり』についてです。
我が家の「のの」と「はな」は先日までに歯が生えかわりました。
確認が出来た乳歯が下の写真です。
左の二つが犬歯で、右の三つが臼歯(奥歯)です。
切歯(前歯)は見つけることができませんでした。
ワンちゃんもネコちゃんも、おおよそ3ヵ月頃から切歯(前歯)の生え変わりが始まります。
続いて4ヵ月頃から犬歯や臼歯(奥歯)も抜けるようになり、
おおよそ生後半年頃には、全て永久歯(大人の歯)に変わります。
ネコちゃんや大きなワンちゃんではあまりみかけませんが、
小型犬種では、乳歯遺残(子供の歯が抜けずに残ってしまうこと)が少なくないように思います。
歯周病の原因になり、永久歯(大人の歯)まで抜けてしまうことがありますので、気軽にご相談いただけたらと思います。
もし、乳歯を抜くとなると全身麻酔が必要になる場合が多いので、メリットとリスクについてお話させてもらいたいと思います。
上手に抜いてあげないと新しい問題を起こすことがあります。
また、無理矢理抜こうとすると、恐怖と苦痛を与えてしまいますので、お家では無理をしないで下さいね。
また、乳歯が上手に抜けていても、齢とともに歯周病になってしまうワンちゃん、ネコちゃんが多いです。
歯周病は歯の問題だけでなく、心臓や腎臓、肝臓に悪影響を及ぼすと言われています。
大人になってから歯が抜けてしまう場合には、歯周病等に注意が必要です。
こちらについてもご相談いただけたらと思います。
最後になりましたが、我が家のネコたちも去勢手術の時期(生後6ヵ月~)が来たので、そろそろ手術をしようと思います。